【保存版】ゴルフの服装マナー完全ガイド！恥をかかない「正解」とNGラインを徹底解説【画像でわかりやすく】

「今度、会社のコンペに参加することになったけれど、何を着ていけばいいのだろう？」

「友人に誘われて初めてのラウンド。ジーンズはダメと聞いたけれど、具体的に何ならOK？」

ゴルフのお誘いは嬉しい反面、真っ先に頭を悩ませるのが「服装マナー」ではないでしょうか。
テニスやランニングといった他のスポーツとは異なり、ゴルフには厳格な「ドレスコード」が存在します（あるいは、存在すると強く信じられています）。

「マナー違反をして、同伴者に恥をかかせたらどうしよう」
「自分だけ浮いた格好をして、白い目で見られるのは絶対に避けたい」

そんな不安を抱えるあなたのために、今回はゴルフライターである筆者が、ゴルフの服装マナーにおける「正解」と「NGライン」を徹底的に解説します。

基本の「キ」から、行き帰り（クラブハウス）、プレー中のスタイル、そして最近話題の「モックネック」や「パーカー」といったグレーゾーンの判定まで。
この記事さえ読めば、名門コースでもカジュアルコースでも、自信を持って振る舞えるようになりますよ。

また、記事の後半では、手持ちの古いウェアを整理して、コスパ良く最新の「マナー美人」になるための裏技（買取サービスの活用）もご紹介します。

ぜひ最後までお付き合いいただき、不安のない状態でティーグラウンドに立ってくださいね。

そもそも、なぜゴルフには「服装マナー」があるのか？

具体的な服装の話に入る前に、少しだけ前提をお話しさせてください。なぜ、ゴルフだけがこれほどまでに服装にうるさいのでしょうか？

「紳士淑女のスポーツ」という歴史的背景

ゴルフは発祥の地であるイギリス（スコットランド）において、貴族や上流階級の社交の場として発展してきました。そのため、プレーの技術以上に「礼儀正しさ」や「品格」が重んじられる伝統があります。

服装は「相手への敬意」の表れ

ゴルフは審判がいないスポーツであり、同伴者と長い時間（半日以上）を共にします。だらしない服装や不潔な格好をしていると、「この人は他人に不快感を与えても平気な人なんだ」と判断されかねません。

逆に言えば、きちんとした服装をすることは、「あなたとの時間を大切に思っています」「あなたに敬意を払っています」というメッセージになります。これが、ゴルフにおいて服装マナーが重視される最大の理由です。

「TPO」でルールが変わる

厄介なのは、「全てのゴルフ場でルールが統一されているわけではない」という点です。

伝統と格式を重んじる「名門コース（メンバーシップコース）」と、手軽に楽しめる「パブリックコース」では、求められる服装のレベルが全く異なります。

この記事では、最も厳しい基準（名門コース）を「安全圏」としつつ、カジュアルな場面での崩し方についても触れていきます。

【基本のキ】これだけは絶対NG！ゴルフ場のタブーアイテム7選

まずは、「どこのゴルフ場でも100%怒られる」「入場を断られる可能性がある」絶対NGなアイテムを押さえておきましょう。これらを避けるだけで、最悪の事態は回避できます。

1. ジーンズ・デニム生地全般

「ジーパン」は作業着（ワークウェア）にルーツを持つため、紳士のスポーツであるゴルフではタブー中のタブーです。おしゃれなダメージジーンズであっても、ブラックデニムであっても、ゴルフ場ではNG。行き帰りもプレー中も着用してはいけません。

2. Tシャツ・タンクトップ

「襟のない服」は基本的に下着とみなされます。 VネックやクルーネックのTシャツ一枚で過ごすのはマナー違反です（ジャケットのインナーとしてならOKな場合もありますが、脱げなくなります）。タンクトップやキャミソールなど、肩が出る服装もNGです。

3. サンダル・下駄・クロックス

足元も重要です。つま先やかかとが出ている履物は、クラブハウスへの入場を断られる代表例です。夏場であっても、サンダルで来場するのはやめましょう。

4. ジャージ・スウェットパンツ

部屋着やパジャマに見えるようなラフすぎる服装もNGです。最近はファッション性の高いスウェットパンツもありますが、基本的には「スポーツウェア」ではなく「リラックスウェア」とみなされることが多いので避けた方が無難です。

5. 過度な露出

女性のミニスカート（極端に丈が短いもの）や、深いスリットが入ったもの、胸元が大きく開いた服などは、目のやり場に困るためマナー違反とされます。男性の場合も、極端に短いショートパンツなどは避けましょう。

6. 迷彩柄（カモフラージュ）・カーゴパンツ

意外と知られていないのが「迷彩柄」と「カーゴパンツ」です。これらは軍服（戦闘服）を連想させるため、平和的なスポーツであるゴルフにはふさわしくないと考えるゴルフ場が多く存在します。ファッションブランドからは販売されていますが、ドレスコードで明確に禁止しているコースもあるため注意が必要です。

7. タオルの「首巻き」「腰下げ」

汗を拭くためのタオルを首に巻いたり、ズボンのベルトにだらんとぶら下げたりするのは、「肉体労働」を連想させるためマナー違反です。タオルはカートに置いておくか、使用する時だけ取り出すようにしましょう。

【行き帰り】クラブハウスでの服装マナー「正解コーデ」

ゴルフ場に到着してから着替えるまでの間、そしてプレー終了後の帰宅時。この「クラブハウス内」での服装が、あなたの第一印象を決定づけます。ここでは、誰からも好感を持たれる「正解コーデ」を紹介します。

ゴルフの行き帰りはユニクロで決まり！男性必見のマナーを守った「正解コーデ」

ジャケット（ブレザー）は「大人のパスポート」

日本の多くのゴルフ場では、入場時に「ジャケット（またはブレザー）の着用」を求めています。

名門コース： 着用必須。着ていないと注意される、あるいは入場できないことも。
一般的なコース： 着用推奨。着ていなくても入場はできるが、着ていた方がスマート。
カジュアルコース： 着用しなくてもOKな場合が多い。

迷ったら「着ていく」のが正解です。ジャケットを羽織っているだけで、「ちゃんとした人」認定されます。ユニクロの「感動ジャケット」のような、軽量でシワになりにくい素材のもので十分です。

※夏場（6月〜9月頃）の特例

酷暑の時期は「ジャケット着用免除」としているゴルフ場がほとんどです。その場合でも、**「手に持って入場する」**のが上級者のマナーと言われています。

インナーは「襟付きシャツ」を選ぶ

ジャケットの中には、襟のついたシャツを着ましょう。

ベスト： ボタンダウンシャツ、ワイシャツ、ポロシャツ
注意： Tシャツの上にジャケットを羽織るスタイルは、カジュアルなコースなら許容されることもありますが、格式高いコースでは「脱いだらTシャツ」はNGです。

ボトムスは「スラックス」か「チノパン」

パンツは、フルレングスのスラックスやチノパンを選びます。色はベージュ、ネイビー、グレー、黒、白などのベーシックカラーが無難です。夏場であっても、行き帰りに「短パン（ショートパンツ）」を履くのはNGとしているコースが多いので注意してください（プレー中はOKでも、行き帰りは長ズボンが基本です）。

靴は「革靴」か「ローファー」

足元は革靴がベストですが、最近はきれいめのレザースニーカーやローファーでも問題ないコースが増えています。ただし、以下の点に注意しましょう。

NG： 派手な色のランニングシューズ、ボロボロのスニーカー、サンダル。
注意： 「ゴルフシューズ」で家から来るのはNGです。芝生の菌や汚れを外に持ち出さない、あるいは外の雑菌をグリーンに持ち込まないために、必ずロッカーで履き替えてください。

シャツの裾（タックイン）問題

行き帰りのシャツは、基本的にズボンの中に入れる（タックインする）のがマナーです。
裾を出して着るデザインのシャツ（アロハシャツのようなボックスシルエットなど）を除き、だらしなく見えないように入れましょう。

【プレー中】ラウンドでの服装マナーと好感度アップのコツ

着替えを済ませて、いざコースへ。
プレー中の服装は「動きやすさ」だけでなく、同伴者への配慮が必要です。

トップス：襟付きシャツ（ポロシャツ）が王道

プレー中のトップスは、「襟付き」であることが絶対条件です。

ポロシャツ： 最も一般的で安全な選択肢。
ボタンダウンシャツ： 襟が立っていて崩れにくいので清潔感があります。
ハイネック（モックネック）： 最近はOKなコースが増えていますが、詳細は後述の「境界線アイテム」で解説します。

機能性インナーの「見せ方」

日焼け防止や防寒のために、ポロシャツの下に長袖の機能性インナー（アンダーウェア）を着るスタイルが定着しています。これはマナー違反ではありませんが、「インナー単体」になるのはNGです。

あくまで「下着」扱いなので、必ず上にポロシャツを着てください。
また、名門コースによっては「インナーが見えるのは好ましくない」とされる場合もあるので、色は黒や白、ネイビーなどの無地を選ぶのが無難です。

ボトムス：パンツ・スカートとベルト

ロングパンツ： 最も無難。スラックスタイプや、ゴルフウェアブランドのストレッチパンツなど。
ショートパンツ（半ズボン）： 夏場は快適ですが、注意点があります。
- ハイソックス規定： 名門コースでは「半ズボン着用時は、膝下までのハイソックス着用必須」というルールが残っている場合があります。
- 一般的なコースでは「くるぶしが隠れるソックス」であればOKなことが多いです。
スカート（女性）： 短すぎる丈は避け、アンダースコートやレギンスを着用して露出を調整しましょう。

【重要】ベルトは必ず着用する ベルトループがあるパンツには、必ずベルトを通してください。ベルトをしていないと「服を着忘れている」ような締まりのない印象を与えてしまいます。

帽子・サンバイザーは「顔の一部」

プロゴルファーを見てわかるように、ゴルフでは帽子（キャップ）やサンバイザーの着用が強く推奨されています。

目的： 直射日光からの保護、熱中症対策、打球事故からの頭部保護。
マナー： 同伴者への「安全管理意識があります」というアピールになります。
脱ぐタイミング： クラブハウス内（特にレストラン）では脱ぐのがマナーです。入り口にある帽子掛けを利用するか、手元に置きましょう。

サングラスの扱い

日差しの強い日はサングラスも必須アイテムですが、「挨拶をする時」や「クラブハウス内」では外すのがマナーです。目を見て挨拶することで、信頼関係が生まれます。

【迷いやすい境界線】パーカー・ジョガーパンツ・モックネックはあり？なし？【Q&A】

ここ数年、ストリートファッションの流行に伴い、ゴルフウェアもカジュアル化が進んでいます。ショップでは売られているけれど、実際のゴルフ場ではどうなの？という「境界線アイテム」について判定します。

Q1. モックネックシャツ（ハイネック）はOK？

判定：多くのコースでOKだが、名門では注意が必要

女子プロゴルファーやお洒落な男子プロが着用し、市民権を得ています。
しかし、厳格なコースのドレスコードには「襟は折り返しのあるものに限る」と書かれている場合も。また、「襟の高さが○cm以上あること」という規定がある場合もあります。Tシャツに見えるような首元の低いものは避けましょう。

Q2. パーカー（フーディー）はOK？

判定：カジュアルコースならOK、名門はNGの可能性大

若い世代やアスリートゴルファーに人気ですが、年配のメンバーさんからは「フードが邪魔そうだ」「ラフすぎる」と敬遠されることもあります。
「気心の知れた仲間とのラウンド」や「パブリックコース」なら問題ありませんが、接待やコンペでは避けたほうが無難です。

Q3. ジョガーパンツ（裾絞り）はOK？

判定：素材感による。スウェットに見えるものはNG

足元がすっきりして動きやすいですが、ジャージやスウェットパンツと紙一重のデザインでもあります。シャカシャカした素材や、しっかりした生地感のものなら「スポーティーなゴルフウェア」として認められますが、部屋着に見えるようなグレーの綿スウェット素材はNGとされるリスクが高いです。

結論：迷ったら「着ない」が最大のリスク回避

もし、「この服、大丈夫かな？」と鏡の前で迷うようなら、その日は着ていかないのが正解です。ゴルフ場に行ってから「着替えろと言われたらどうしよう」とドキドキしながら過ごすより、100%安全なポロシャツとスラックスを選んだ方が、メンタル的にもプレーに集中できます。

コースの「格式」を見極める！TPO別攻略法

ここまで解説してきた通り、ゴルフのマナーは「行く場所（コース）」と「行く相手（メンバー）」によって変動します。3つのパターン別に対策をまとめました。

1. 名門コース・会員制コースに行く場合

歴史ある名門コースに、メンバーさんの紹介などでビジターとして行く場合。
ここは「最大級の警戒」が必要です。
しかしこの記事を見ているあなたは、ラウンドが数回もしくは初めてだと思うので、このコースの可能性はだいぶ低いでしょう。

必須アイテム： ネイビーのジャケット、白の無地シャツ、革靴、地味な色のスラックス、ベルト。
プレー中： 襟付きシャツ（タックイン必須）、帽子。
事前準備： 必ずそのゴルフ場の公式サイトにある「ドレスコード」のページを確認してください。写真付きでNG例が載っています。

2. パブリックコース・カジュアルコースに行く場合

ネットで簡単に予約できるコースや、セルフプレーが主体のコース。
大体最初はこのようなコースをいくことが多いと思います。

雰囲気： 比較的自由です。ジャケットなしでも入場できることが多いですし、モックネックや短パン（ショートソックス）でも問題になりません。
最低限のライン： それでも「ジーンズ・サンダル・Tシャツ」はNGです。ここさえ守れば、あとはファッションを楽しんで大丈夫です。

3. 接待・上司とのラウンド（ビジネスゴルフ）

コースの格式に関わらず、「相手よりカジュアルにならないこと」が鉄則です。

心構え： あなたがおしゃれをアピールする場ではありません。相手に不快感を与えない「清潔感」と「無難さ」が最強の武器です。
おすすめ： ユニクロの感動ジャケット＆パンツのような、シンプルで機能的なセットアップ。奇抜な色や柄は避け、ネイビーや白、グレーでまとめましょう。

マナー違反ではないが「残念なゴルファー」になっていませんか？

ここまで「ルールとしてのマナー」を解説してきましたが、もう一つ大切な視点があります。それは「清潔感」と「見た目の印象」です。

たとえドレスコードを守っていても、以下のような服装は「おじさん臭い」「だらしない」と思われてしまうかもしれません。

「おじさん臭い」と言われる原因トップ3

サイズ感が合っていない（ダボダボ）： 一昔前の流行だった、袖が長くて身幅が広いポロシャツや、タックがたっぷり入った太いズボン。これらは今のトレンドから大きく外れており、老けて見えます。
色褪せ・ヨレヨレ： 襟が波打っているポロシャツや、膝が出ているパンツ、色が剥げた帽子。「物を大切にする」のと「みすぼらしい」のは別問題です。
時代遅れの派手さ： かつて流行った大きなエンブレムや、ガチャガチャした総柄のパンツ。今見ると「少し前の人」という印象を与えかねません。

清潔感こそ最強のマナー

最新の流行を追う必要はありませんが、「ジャストサイズの服を着る」「汚れやシワのない服を着る」ことは、同伴者へのマナーです。「一緒に回れて嬉しい」「かっこいいですね」と言われるようなゴルファーを目指しましょう。

コスパ良くマナーを守るテクニック

「マナーを守るために、高いゴルフウェアを何着も買うのは大変……」そう思う方も多いでしょう。ここでは、お財布に優しく、かつ好印象を与えるテクニックを紹介します。

1. ユニクロ・GUをフル活用する

今やユニクロはゴルフウェアの宝庫です。「感動パンツ」や「ドライEXポロシャツ」などは、プロも認める機能性とシルエットを持っています。ロゴが入っていないシンプルなデザインなので、どんなコースでも通用します。全身ユニクロでも、サイズ感さえ合っていれば十分に「マナー美人」になれます。

2. 「一点豪華主義」で格上げする

服は安価なものでも、「ベルト」「靴」「帽子」のどれか一つに有名ゴルフブランドや上質なアイテムを取り入れると、全体のコーディネートが引き締まり、高見えします。

3. 不要なウェアを売って、資金を作る

これが最もおすすめの方法です。
クローゼットの中に、「サイズが合わなくなった服」や「買ったけど着ていけない派手な服」「昔のダボダボウェア」は眠っていませんか？
それらを整理して、今の自分に似合う「マナーの良い服」に買い替えるのです。

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「このポロシャツ、まだ着られるけどデザインが古いな……」
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まとめ：マナーを守って、心からゴルフを楽しもう

ゴルフの服装マナーは、一見すると面倒で複雑に思えるかもしれません。
しかし、その根底にあるのは「同伴者や周囲の人への思いやり」です。

基本のNGアイテム（ジーンズ・Tシャツ・サンダル）を避ける
行き帰りはジャケット着用が無難
プレー中は襟付きシャツとタックイン
迷ったら「着ない」勇気を持つ

これさえ押さえておけば、あなたはどこに行っても恥をかくことはありません。服装への不安がなくなれば、プレーそのものを心から楽しめるようになります。

ぜひ、クローゼットの中を見直し、GOLLETで賢く整理しながら、自信を持って次回のラウンドに臨んでください。あなたのナイスショットと、スマートな立ち振る舞いを応援しています！